科学研究費補助金・新学術領域研究(新ハドロン)・公募研究

LHC最前方での放射線環境測定とGSO輝度モニタの実証

研究代表者:さこ 隆志(名古屋大学太陽地球環境研究所)

課題番号:22105505(平成22年度〜23年度)

研究の目的・概要

CERN Large Hadron Collider (LHC)の衝突最前方における放射線環境を測定し、ハドロンコライダーにおける放射線 環境の理解を深める。また、耐放射線強度の高いGSO結晶シンチレータの基礎特性試験を実施、LHC輝度モニタとしてその 性能を実証する。

平成22年度:研究の進捗と成果

  • LHCにおいてLHCf検出器を 350nb^-1まで運用し、LHCf検出器内部および後方のドジメータによって被曝量の測定に成功した。今後、MC計算との比較をおこない、被曝量予測の精度を検証する。
  • 放射線医学総合研究所(HIMAC)において、GSOシンチレータの50kGyまでの被曝に対する応答を測定する(11月実験中)
  • GSOシンチレータを用いたLHC輝度モニタを作成。LHC輝度モニタ担当者によってLHCに設置予定。
LHCf検出器後方の放射線被曝量(2010.3.30-2010.7.19の測定)
LHC設置予定のGSO輝度モニタ(GSOシンチレータと石英ガラスライトガイド部分)

学会・国際会議講演:
  • "GSOシンチレータによるLHCf測定器のアップグレード"、川出健太郎、他、日本物理学会 2010年秋季大会(2010年9月)